2021年02月15日
第3回 JAAPF トークプログラム 「エチオピアの経済成長と可能性 −日本との新たな関係構築に向けて−」/2021年2月27日(土)11:00~12:30(通訳あり)
エチオピアといえばアベベ、あの凛とした哲学者風の佇まいが真っ先に浮かぶ。エチオピアはアフリカ最古の独立国であり、紀元前10世紀にソロモン王とシバの女王の子供メネリック1世により建国された王国である。この国の国旗は緑・黄・赤で塗分けられ、中央にソロモン王に由来する五芒星のマークがデザインされている。1957年イギリスから独立したガーナがこれを真似たことから、その後1960年の所謂アフリカの年にヨーロッパ諸国から独立したアフリカの国々がこれに倣った。アフリカの多くの国がこの3色のアフリカンカラーを使っている。
長らく、貧困や紛争の代名詞として語られてきたアフリカ。今や高い経済成長率を示す大陸として世界に認知され始めています。しかし、一方で、貧富差の拡大、伝統的価値観の崩壊等、多くの社会的課題もアフリカは依然として抱えています。
本トークプログラムでは、アフリカで最も高い経済成長率(2004年から2017年まで年平10.5%台の成長(IMF統計))を誇ってきたエチオピアからのゲストを招き、その実情の理解とともに、同国の魅力と可能性、日本とのさらなる連携可能性について考えたいと思います。
■開催日時:2021年2月27日(土)11:00~12:30(通訳あり)
■開催場所:ブックカフェ ウルム
■講演者:Mesay Woldesemayat EJARA
(関西大学大学院法学研究科修士課程(JICA ABEイニシアティブプログラム)・ エチオピア投資局 上級法律専門官)
<講演者経歴>
Bahir Dar大学法学部卒業。アディス・アベバ市法務局等を経て、2014年よりエチオピア政府投資局(EIC)にて投資協定、国際条約担当部に配属。エチオピア政府の二国間協定、多国間協定の交渉に携わる。2018年9月より、日本政府がJICA(独立行政法人 国際協力機構)を通して実施している日本企業のアフリカ進出を促進するための人材育成プログラムである「アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)」研修員として関西大学大学院法学研究科に留学。知的財産法、企業法務を研究。2021年3月修士課程修了予定。エチオピアの主要産業であるアパレル分野においての日本の最先端事情を学ぶべく、2021年4月より大阪の老舗アパレル企業である松尾株式会社にて6か月のインターン実施予定。
■通訳:Manoj Shrestha(JAAPF理事長・甲南大学経営学部教授)
■主催:JAAPF (日本アフリカ・アジアパートナーシップ フォーラム)
■協賛:Book Café ULM(JAAFPの出会いを大切にという趣旨に賛同し応援しています。)
■お問い合わせ:yamana@kansai-u.ac.jp
ZOOM配信を行います。事前に登録番号をお知らせします。
もちろん、Book Café ULMの店内でのご参加もOKです。
Book Café ULMのホームページもしくは、お電話/070-1763-8232までお気軽にどうぞ。
<今後の予定>
第4回講演会
日時:3月13日(土)
題目:ネパールにおけるCOVID19と医療体制
講演者:大阪大学大学院医学系研究科研究生 麻酔・集中治療医学教室学生
どうぞ、お楽しみに!